シチズンのカラクリ時計KC2664の修理です。
時計は、動くが カラクリが動かない
普段ならこの問い合わせをいただいてもカラクリは、
IC制御されているので直せませんとお断りするのですが
モーターの動く音がするが 扉らが開きません
これは、モーターの動きを歯車に伝える
ベルトが切れている典型的症状です。
念の為 メーカーに修理可能か確認するも
30年以上前の物なので 無理ですと
時計をお預かりし見てみると 想像通りベルトが切れている
そして切れたベルトも無いのでベルトの長さは、想像で
しかし問題は、そこでは、無く ドアを開くシステムです

細いワイヤーのような物巻き上げてて全面ドアを開閉しているのですが
そのワイヤーの素材と太さ・・・・う~ん困った
こそから1日ネットで検索し色々調べるもなかなか答えに辿り着けない
こうなると夜寝る時も考えてしまいます
見た感じバトミントンのラケットに張ってあるガットが一番近いかも
でも強度がどうなんだ? 色々調べるとフレックス49と言う
49本を束ねたワイヤーが太さも近いし強度も有るはず

ワイヤー張るテンションと留め方にも少々悩みましたが
なんとかそこは、完成したが ワイヤーと扉を止めるプラスチックの
部品が折れている


がこれは、以前 瞬間接着剤と繊維の化学反応で
修理出来たので それを応用 なんだかんだで3日くらい
掛かってしまいましたが無事修理完了







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