セイコー56系グランドセイコーです
カレンダーの早送りが出来ない問題の機械です
このセイコームーブメントは、グランドセイコー
キングセイコー ロードマチックに使われ
今も中古市場にも多く有る時計ですが
カレンダーを早送りする歯車にプラスチック部品が
使われている物が半以上あり
その機種は、古くなると素材の劣化により
夜１０時から２時の間にカレンダーを早送りすると
歯車が割れます
何でこの車をプラスチックで作ったのか
カレンダ板の歯を壊さない為 だったのかもしれませんが
今となれば設計ミス以外の何者でも無と言うくらい
ことごとく壊れています。
数年前までは、直せない部分だったのですが
ここ最近のアンティーク時計ブームで
割れた樹脂歯車を金属で作った社外部品が出始め
取り替る事で修理出来るようになりました。
凄く小さいので顕微鏡下での作業です
歯車を直し オーバーホームも行い
カレンダーの早送りも出来るようになりました。
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